一期一会 みはるの部屋

正義はわれにあり

「カラオケ行こ!」と付随した感想

紅がしばらくは離れなかった、ここ最近

 

SNSで話題の漫画を侮辱(言い過ぎ)する脚本やPの話

子供の頃 好きな漫画がアニメ化すると あまりにもイメージと違う、声優さんに涙した記憶 人気声優さんは見るアニメ、アニメに必ず出てくる事 

 

今ならわかる、その大人の事情

 

同じ作品を見ていても、その枠を広げた作品にするのか

何かに迎合した作品にするのか

自分の作品にしてしまうのか

はたまた、解釈の違いなのか

なかなかに問題は大きい

他者の気持ちを汲んで、なおかつヒットにつなげる事が出来るって、きっとその作品にかける粘り強い愛情と能力なんだよね

 

さて、本題 「カラオケ行こ」

最初におことわり 原作読んでません

 

野木さん脚本が好きで 映画観ました

 

岡聡実役 齋藤潤さんがかわいすぎたね、これは

唐田役のやべさんに絡まれるシーンで成田狂児役 綾野剛(呼び捨て)にしがみつく

このシーンはきっと ある種の層の胸と妄想をわしづかみにしたんだろうな、と思う

 

様々な人々の魅力満載のこの映画

 

芳根京子さん、かわいかった

きれいなのに可愛い

和田くん(後聖人さん)のいじらしさ

一生懸命は時に人を傷つける

 

ちょっと、その場所を離れて違う世界を見せてくれる

問題は(声)何も変わらないけど

世界が広がる事で向き合える悩み

 

あったらいいな、こんな人間模様

人間っていいでしょ?って思う

愛って悪くないよねっていうメッセージが いつも題材として野木さんの根本にあるような気がする

 

誰でも、生きていていい

誰でも、居場所があるはず

真っ黒な悪人はいない、誰かは誰かの親であり、子供だったのだから

 

ただ、現実は住み分け困難な世界に生きていて

どうしようもなく、ぶつかってしまうけど

ぶつかった原因が「他者を愛している」からであればいいな

正義を振りかざす言葉ではなく

本当の愛が、世界を守れるんだろうなって思う

 

大人になると、あれや、これや、想像して 安全なほうに、守ってばかりの生活になりがちで 傷がつかないように、最初から危険なものを封じようとするけど

 

きっと、そうじゃなかった自分を思い出したいね

 

守っているものはなんだったのか、思い出して

「紅」を謳いたいな

 

狂児と聡実はいないけど

「カラオケ行こ」

 

 

追記 

綾野剛の一人舞台が良すぎで

映画研究会のシュールさが尊かった