一期一会 みはるの部屋

正義はわれにあり

一番大切な人は誰ですか?ドラマのお話

一回好きになったものを繰り返し、繰り返し、観る、読む事がある

何周したか、と思うほど「最高の離婚」は観た

「アンナチュラル」は10本の指では足りない

心震わす作品は、DVDで購入している

 

さて、22年前のドラマである

新婚で引っ越した街に、主人公の元嫁と子供が暮らしていた、という状況から話は

始まる 離婚の原因は主人公の不倫 

不倫の原因は元妻とのすれ違い

 

主人公の男性は決して、ちらちゃらした人ではなく正反対の、真面目で、責任感が強く

離婚してしまい、夫婦でいられなくなった事について一人娘に負い目を感じて生きてい

る 演じるのは岸谷五朗

 

主人公の元妻は一生懸命に愛してくれる主人公に安心して、安心しきって、少し遊んで

みたり、少し、よそ見をしてしまっていたが、主人公が他の人に恋をし、家族のある中

で苦しんでいるのを感じ離婚するが、実際は好きで、心が残ったままで…明るく、たく

ましく、魅力的で 可憐な彼女 演じるのは宮沢りえ

 

ひとり娘は、お母さんをささえるしっかり者

離婚によって、人とのつながりに対し、恋や、愛に対し、少し

冷めたような態度をとっているが、自分の中で、その出来事の大きさに戸惑い

悩み、人の弱さや、弱さは優しいところから発生している事感じ

成長していく 演じるのは小林涼子 (虎に翼で久々に彼女を見て、本当に嬉しかった)

 

そして、主人公の現妻 彼女もまた、父と母の不仲の中で育ち、わかり過ぎるほどに

わかってしまった賢い女性である、でも、心の内は愛される事に怯え、愛を上手に受け

取れない 成長の過程で階段を途中で大幅に飛び越えた分、傷が大きい女性

演じるのは牧瀬里穂

 

全員が全員 相手の事を考えすぎちゃって、不器用で、優しさに包まれた作品である

愛したから、家族になった

愛したから、不倫した(結婚していても恋におちちゃったんだよね)

愛したから、離婚した

愛しているから、人だから、簡単に別れるなんてできない

紙切れ一枚の離婚届けで、気持ちが切り替われるほど

簡単には出来ていない

 

 

話の中で、現妻(牧瀬里穂)は父の不倫相手と対峙する場面がある

現妻の家族を壊したその人は、現妻にとっては悪魔である

でも、その人は現妻の家庭を壊すことにはなったかもしれないが

現妻の父を愛しているだけである 皮肉にも

丁寧に相反する価値観を描くことで

現妻は、自分を愛してくれている人への関係性を見直し

あらたな価値観を得る

また、母も新たな一歩を踏み出していく

そこまでの悲しみや、つらさは

踏み出すための過程

きっと、正解はないけど、壊れたと思っていたものを

また、立て直す力も人にはあるのだ、と感じさせる

 

元妻・宮沢りえのキュートなことよ

なんといっても、失恋なの

失恋なんだけど、前向けるのよ

素敵なお話の連続と、会話劇 テンポよく進む話に

重すぎない展開 ほんと、サブスクでやってないし

レンタルであるかないかわかんないけど

名作過ぎる作品で、人を好きになろうって思う作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違和感、人の死を利用するということ

私が存じ上げない女優さんが亡くなった

若くして、亡くなった

大腸がんだったらしい

テレビは、ニュースは大腸がんとは?的な特集をする

その中で、自身も乳がんサバイバーという

大学教授が「もし、このTVを観てね、検診に行って行ってくれる人が増えるんだとする

と、私は亡くなった彼女も報われるところがあるんじゃないか」

と発言していた

 

私は、他人に自分の人生の意味付けをされたくない

他人が、個人が、心の中で思うのは自由だ

近しい人に自分の見解を言うこともあってもよい

 

でも、TVの影響力を評価した発言のあとに、この言葉を発する人の何を信じれるのか

 

私が、亡くなった女優さんであれば

そんなことは願っていない、生きたかった、というであろう

なぜ、報われるとか、他人の役に立っていなければならないのであろうか

 

悔しいだろう

生を全うできなかったことに

愛する人々や

夢や希望と別れるのは

 

誰かの役に立つシンボル的なものを重ねるのは

あまりにも故人を軽んじているのではないか

名前を間違え、他人を評価する、この大学教授の姿勢に違和感を覚えた

 

志村けんが亡くなった際にも、同様な評価を都知事が行った

「コロナの危険性を伝えた、最後の功績」と

 

人は亡くなるときに、何か、他人にしないと報われないのであろうか?

 

そもそも報われるっといった発想は何処から来たのであろう

何が、悪い事を彼女はしたのであろうか

がんは、罰だったのか?

 

がん検診やなんらの病気を予防する

出来るのであれば、検診をうけることは正しい行動なのだろう

病気を知ることは大切な事だろう

普及していくのは大切なことだけど

一方で、検診を受けない人を批判するような

一方的な正しさを私は好まない

 

予防はなんのためにあるのか

なぜ、それを進めるのか

そこに、あなた、という人がいて

あなたの命を大切に思っているという気持ちで予防をすすめられるのであれば

違う

 

予防医学をしてなかったから「病気に」なったともいわれかねない

この姿勢に違和感を感じた

 

 

 

 

 

 

 

理想郷

早く起きる必要がない休日

なぜか、5時には目覚めた

 

テレビでは誰も責任が取れない気象状況について連日報じている

なんだか、不安の先取りをしているみたい

命を守る行動を

平時でも有事でも

 

お腹だけは空いたのでホットケーキを作った

 

薄力粉200g

砂糖50gから40gへ減らしてみて

ベーキングパウダー5g  バニラエッセンスを振る

たまごを2個から1個にして

フライパンで弱火で焼くと

少し色の薄いホットケーキが出来上がる

 

ぐりとぐらはなんて素敵な絵本なのだろう

甘い香りの中でとりとめもなく、そう思った

 

ひまわりも、もう、最後かな

花瓶のひまわりをみる 9月末

台風一過となった青い青い空

風が抜ける

 

ポットのお湯が沸くのを待つ

カルディで購入したアールグレイは封を開けた瞬間から

高い香りを放つ

 


 

笑顔で交わされる会話

同じ予定の夢を見て

食卓で同じ食事をとって

聴こえてくるラジオに二人して感想を言い合う

だいたいのことは同じで

だいたいの違うことも知っている

 

「見て見て」

1台のスマホの画面を2人で観る

覗き込む距離の近さから、顔が自然と近くなる

息をのむ音

 

指は頬にふれ、その輪郭をなぞる

やがて、唇に唇を触れあう

最初は軽く つけては離し つけては離し

繰り返し、繰り返し

端から端まで確認する

口の中に入ってくる、情熱を

同じ温度で返す

 

置かれたスマホを片目に ラジオから聞こえてくる

愛を謳う歌を聴きながら 君を撫でる

 

涙があふれた

 

明日もあさっても、5年10年 おじいさん、おばあさんになっても

なんとなく、一緒にいるんだろうなって思っていたのに

 

距離を間違えないように 互いが、互いを尊重できる距離で

素敵な時間だけを共有しながら

めんどうな生活は避けて置いておいて

理想とする時間だけを享受する

そんな関係にしかなれない君と

その矛盾に苛立ちながら

答えを先延ばしにしていたのに

 

答えの前に

君の時間が区切られた

 


 

寂しさは、分かり合えない事じゃない

分かり合えない事を

分かり合えない事で

その事を知っている私と

君は知らない事

 


 

君は もしかしたら

私がおばあさんになることを知らないままになるかもしれない

 

私はもしかしたら

君がおじいさんになることを見れないまま生きるかもしれない

 

そうなったら、また、何処かに行こう

ここではない、何処かに

そして此処が、美しい思い出となるように

 

 

 

私もまた、理想とする時間だけを享受する人間かもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴ずれとお守り

ご利益があると聞いて

お守りがかわいいと聞いて

初めての靴で行った

 

千年以上続くと言われるその寺に

ありったけの願いを込めて

祈る

 

駅から10分

でも、初めての靴は

そんな距離でも踵を締め付ける

 

意地になって、踏みつける様に

蒸し暑い中を歩く

 

なんで、なんで、なんで

答えがない問いに

答えられない想いばかりが駆け巡る

 

自分が、なれば

自分が代われれば

よかった

 

そうしたら、きっと

あたしもあの人も意味のある人生になる

 

 

鈴虫が鳴く夜

出来てしまった靴擦れの大きさに

そっと、手を触れる

 

もっと、大きな靴ずれでも構わなかった

残酷な現実が痛みによってまぎれるのであれば

 

 

 

 

 

 

 

クライマーズ・ハイ

夏の山は思ったより涼しくて、掻く汗が心地よい

何年も生きてきて、何回も出会っている木々や植物の名前も、区別もつかない

カナブンが心地いい声をあげる

ときおり耳元を小さな虫が羽音をたてて近づく

背中に背負った仏花に蜂も近づく

 

先人が歩いた足跡を

何度も踏みしめられた、その道に沿って

整備された道を

ただ、ただ、歩く

 

沢から湿度の高い風が流れる

視線を上に向ける

針葉樹の遠くに青い空が見える

 

歩けば、いつかたどり着く、と信じて

どんな気持ちで人々はここを登ったのだろう

 

40年前は名前がなかったと言われていたその場所に

10数年ぶりに訪れた

初めて、訪れた時は静かで、涼しくて

そこで出会ったご遺族と管理人さんは暖かかった

当時はなかった水道や手すりや歩道ができていた

 

山肌は事故当時のままで 映像越しでしか知らない

本の中でしか知らない 凄惨な出来事を想像する

 

ある日、生前の母から彼女と同じ場所に就職を進められた

事故から10年経過した頃だった

 

彼女は写真で

ヘリで抱えられた姿しか知らない

共通点は、同じ時代を生きている事

命を扱う職業についている事

私より、年上の少女だった女性

 

母はテレビ越しで観る彼女の人生に何を感じたのであろうか

母は私を重ねたのではないか

私と彼女は、母と、その人々は何が違ったのだろうか

 

夏になるとニュースで取り上げられるこの事故を

改めて知ったのは、母の死からさらに10年後

横山 秀夫の「クライマーズ・ハイ」だった

映画化もされる、ということで書店に平置きされ、堤真一の帯が付いていた

 

犠牲者524人 死者520人(おなかの子は胎児としてカウントされず)

世界最大の単独での飛行機事故

群馬に飛ぶはずのないジャンボが、当時名もなき山に墜落した

 

新聞記者・40歳の男・父でもあり、誰かの子であった主人公が

関わる日航機ジャンボ墜落事故

 

新聞記者という主人公の目を通して語られる事故は

決して、人はきれいなものじゃない、という事が生々しく描かれる場面もある

残酷であればあるほど、人の行為が厭らしければ厭らしいほど

誰かの死は、悲劇は、誰かの「マスターベーション」にもありうることも

冷静に描かれている

組織の中でのジレンマに直面し、報道の意味を迷い、

それでも、組織に属することで、自分の人生を向き合うことから

逃れようとする 消せない過去の痛み

 

群馬に飛ぶはずのないジャンボ「もらい事故」として感じていた墜落事故が

徐々に主人公のの内側に入っていく

他人事ではなく「群馬に堕ちた」ことが、はっきりとなり、主軸になっていく

過程と人生がリンクしていく

 

「報道」とは、

「仕事」とは、

「生きる」とは、

を投げかけられる 重厚な物語であった

 

日航機墜落事故を通して描かれる、その生きざまは

自分自身が感じているものとも似ていた

 

私たちは、自分だけの道を歩く

人生は、誰もが一人で、誰かにはならないし、なれない

同じものを見ても、同じような体験をしても

同じように感じる事や考える事は出来ない

 

記者なら、スクープを

警察なら、その原因を

医療者ならば、生命を

遺族なら、故人を

住民は、日常を

そのニュースを観た者は見聞きした、思いを

 

だから、人々に物語がある

そこに生まれるすれ違いや、憎しみや

優しさや愛情を一つ一つ刻みながら生きる

そうして、その物語を少しでも共有して一緒に歩みたいと思う人がいる

 

ほんの些細な出来事

コンビニのメロンパンがさらに美味しくなっていたよ、とか

近所に新しい家が建つ、とか

ここの自動販売機は新札が使えない、とか

今日は何を食べたか、今日はどんな体験をした、とか

どうでもよくて、どうでもよくない その言葉を投げかけられる

大切な人を

明日も続くと、これからも共有できると思っていた人を

失ってしまう事の悲しみがそこにある

それを、知ったから、思いを共感したから

自分の日常を振り返る

 

人が病に倒れ、運ばれる

痛みや辛さは「私」には体験できない あくまで、

私が想像できる範囲での

辛さ

病に倒れる、苦痛は、病だけではない

生きる希望を失いかけた

先が視えない事へのあまりある恐怖

若い頃には気がつけなかった感情

制約の中でしか、その命を支えれない

病床稼働率とルール化された、入院日数

誰に、何と向き合えば、自分は満足するのであろうか

大きな矛盾を抱えたまま終わる日々

それでも、生きていて償いを請うように、そこに行き

昇魂之碑に手を合わせる、山に目を馳せる

 

時を経て改めて訪れた場所に、当時気付けなかった

思いを知る

 

当時の上野村の人口は3000人だったという

ここに何人の、何千人の関係者が来訪したのだろう

そこに住まわれている人々の日常を思う

 

涙ながらに、当時を知る消防団員の方の話を映像で観た

そこに、尽力した人々が居る

そこに、生涯をかけた人が居た

黒沢さんは私が出会ったときはすでに「管理人」だった

管理人になる人生となったのだ、と改めて知る

 

堺雅人が劇中読み上げる遺書に何度も泣いた

人は、恐怖の中でも

絶望に立たされた中でも

誰かを想い、誰かを感謝する力があるのだと

 

様々な制限された中、何を見つけ、何を希望につなげる事が

出来るのか

ちっぽけな私が出来る事は、日々一生懸命に生きる事

今日も、全ての人々に祈る

全て、やりかけ

ぼんやりとした頭で目の前の長い爪でスマホを操作する若者を観る

不便だろうな、日常生活にその爪

でも、片手で操作する姿は見惚れるほど器用に文字を打っている

なんとなく、横断歩道の、白いところだけを踏んで渡る小学生の遊びを思い出した

自ら課題を作り、制限された枠の中でどれだけ、何が出来るのかを人は無意識に行う

のだなぁと感じる

 

美しい指さばきを片目に、乗車時間30分弱の電車で通勤する

途中大きな川を渡り、強い日差しが水面のキラキラを演出する

 

抜いて、白くグレーに染めた髪に、軟骨ピアス

歩きにくそうなほどの底の高い靴に、白く、細い脚

自分が何者か、わからない

だけど、何者かになるために

今日も、明日も鏡の前に立ち、そのスマホで情報を探すのだろう

若いことへのまぶしさは、心の奥の甘酸っぱい気持ちを揺り起こす

神々しさは、この川のキラキラと同等であの頃の気持ちを思い出す

 

ハチミツとクローバーは自分の青春だった

 

初めて本気で好きになった人は

とてもやさしい人だった

 

浴衣を着て花火大会に行った

その花火大会はとても、とても混んでいて

花火の美しさよりも

混雑で、近くなる距離、屋台でのりんご飴

みんなとの時間が嬉しくて

幸せ だった

 

温泉に、海に、バーベキューに、雪山に、遊園地に

近所の居酒屋も

その、全てが大切な時間で

次につながる、幸福への時間だった

 

車がないと不便な場所で「しかたないなぁ」って言って

私を何回も送り迎えしてくれた

大きな手で

あたまをぐしゃぐしゃにされた

 

こんなに好きなんだから

恋は、気持ちは届くんじゃないか、って夢見た

言葉少ないメールに

意味を探して

もらった言葉に一喜一憂した

夜は長くて

少しでも、あなたに用事がないかと、途を探した

 

でも、彼が好きになった相手は私より小さくて

折れそうなほど細くて 笑顔がかわいい子だった

 

好きになった意味はあったんだ、

と竹本くんは泣きながら教えてくれた

 

叶わない恋に、嘆いたけど

好きになったことに

それが、幸せなことであったって事を

 

恋を失った私に

本の中から何度も励まされた

 

それから、いくらか日が経過して

人生の折り返しと言われる年齢になった

 

大人になっても

リップは使い切ったことがないままどこかに置いてきてしまう

読みかけた本をまだ返却していない

ネットで絶賛されているドラマもまだ、観てない

やりかけのドールハウスも

試供品の化粧水も使い切れず溜まったままで

捨てる事も出来ずにいる

今日、しようと思ってた片付けも片付かないまま

いつの間にかのクレジットカード払い額を見てはびっくりする

いつの日かの宅配便の不在通知が書類の下から見つける

いつの間にかできた青あざ

治ることのない病名をもらう年齢になった

 

でも、美味しいホットケーキは作れて

作ったヨーグルトに

まるで、全てが完璧かのような宣伝のキウィをいれて

きなこを振りかけて食べる

 

日々、新しくなるシステムに時折は苦戦しながら日常を過ごし

200円を切るような牛乳を探し

電車1個分の距離を歩く

 

大半が、きっとどうでもいいような仕事をまじめに向きあう

 

大人の事情も分かり過ぎる年齢になっても  彼女、彼らが

教えてくれた恋の意味

ちゃんと、好きだった気持ちを大事にしながら 腐らずに

今日も歩く

 

今、私より少しだけ前を行く羽海野チカ先生は

相変わらず、自分を削って戦っている

大好きに囲まれながら

それだけじゃない現実を生きながら

その、背中にすこしでも、見えたらいいな、と思う

 

 

電車で観た、あの子たちが、次の時代の暗闇のなかの

自分自身は輝きだと、思えますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多分、人生最後の失恋の話

まったくもって、そんなつもりじゃなかった

 

一人で生きていく

これからの人生はただ、仕事して、たまに職場でみんなで呑んだり、

女友達と騒いだり

旅行行って、なんとなく神社巡りなんかしたりして

病気が見つかって、不安になって

老後の心配なんてしてみて、

きっと年金だけじゃ、って言いだして

65歳以上でも働くシニアってやつに換算されるようになって

独居老人が〇%になりましたって

多死社会に入り、人口が0000万になりました。

とか、ちょっと暗い感じで、システムが維持できなくなっている状態の社会で

Image 「AKIRA」みたいな社会か

もしくは

それでもほんわかした「しあわせは食べて寝て待て」なのか

 

そんな、極端な社会を考えながら、実際は適当な夕食を摂り

プロテインを補充しながら、「ここにこんな皴あったかー!!!」と叫びながら

エイジングケアマスクをして、だらっと過ごす

 

まったくもって、普段と変わらない日常の中に恋が棲みついた

 

20年以上動かなった気持ちは

自分自身じゃいられなくなるほどの

痛みを伴う恋になった

 

叶わない

 

そんな事

知っているし だって

君が生まれたとき、あたし、中学生だったよ

気持ち悪いっっあたし

 

老後の心配考える年齢だよ

なんで、君なんだよ

 

何回も頭の中で繰り返す、自問自答

 

待って、あたしは何に惹かれた?

待って、気のせいじゃないの?

ありえない

あたしの、何個下よ

あたしが、ありえない

 

あたしは、これから、健康診断に行くんだ

ほら、市の健康診断は大腸がんとか、乳がんとか、そんな、早期発見の対象年齢になっているんだ

どんだけ、恋してようが、むなしくお通じをなんか、容器に入れる事をしているんだ

ちゃんと考えて、あたし

 

それでも、身体は痛いほど反応して

泣きたくないのに

涙はこぼれる

 

恋の因数分解を始める(by渡辺ペコさん)

 

優秀な人

みんな、そう言っていた

第一印象

腰が低すぎないほど、自然に腰が低く

穏やかで、そつのない人

まぁ、きれいな顔で、今どきの青年って感じで

人気者になる人だろうなって感じだった

ほんと、そんな感じで観れてた

年下の、かわいい、後輩

 

何回か仕事上接する機会が多くなり、会話が増える中で

 

あっ理解が早い

あたしに合わせた言葉を自然に使い分けている

やばい、仕事の見ている方向が一緒だ

やばい、笑うポイントが近い

やばい、仕事が楽しい

 

 

嘘、頭の中

気がついたら ずっと、棲みついてる

君だったら

君だったら どう思うかな

君だったら こんな時、どんな言葉を使うかな

どんな反応を見せてくれるかな

向けられた行動のひとつに意味があったのか、なかったのかを

探し出している

 

 

あれ、なんか、からかわれている

あれ、めちゃめちゃ笑われている

頭の中、見られているみたい

あれ、上手く笑えなくなってきた

あれ、ほかの人では上手にいくのに

君との自然な距離がとれない

言葉が出てこなくなった

 

まっすぐに見てくる君がみれない

避けたくて、逃げたくなる

必要な仕事に君がかかわってくることが多くて

君の香りがするような気がして、仕事ができない

 

 

 

うそでしょ

 

 

自分のマイナスを探し出しては、傷がつかないように

自分に言い訳探し出している 自分が出てくる

 

歳重ねているし、お腹だって出てるし、こんなに優秀じゃないし、

小さくてかわいい子たくさんいるし、頭よくって、あたしじゃなかったら

もっときちんと仕事が出来ているんじゃない?とか

 

ないない、あたし、今しんどいから

きっと優しくされたから、脳が勘違いしちゃったんだよ 

好きかもしれないなんて、都合のいいこと考えているんだよ

そうだよ、さみしいから、誰でもよかったんだよ

たまたま、きれいな君が居たからだよ

大丈夫、あたしは一人で生きていくんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

違う

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり「好きに」なったんだよ

 

 

 

 

 

 

言葉が、繋がる

繋がる言葉を持っている

伝わらない人と一緒に居すぎて

繋がる安心に気が付いて

 

 

 

そう思ったら、もう、ダメだった

 

 

 

叶わない事 知っているから

 

 

泣いて

 

泣いて

 

泣いて

 

ただ、泣いて

 

 

もっと、歳が近かったら

もっと、かわいかったら

もっと、自分の経験が少なかったら

もっと、もっと、もっと

あたしは気持ち悪いって

 

 

繰り返し、繰り返し

 

 

溢れる涙

 

 

 

失恋前提の恋なんて、

何で、勝手に恋したんだろう

 

 

好き

 

ありがとう