一期一会 みはるの部屋

正義はわれにあり

此処は楽園 あなたの居場所

春の匂いが感じられる日に

ルーズソックスの女子高生をみた

懐かしく、思う

 

かわいいなって思う

彼女たちは今の自分の姿をどう思っているのか、わからないけど

 

なんとかなるっていう謎の自信と 矛盾した自己肯定感の低さを思い出す

 

きれいなものを夢見て きれいではいれない自分を嘆いた

全てのコンプレックスが詰まって なんてことのない誰かの一言に左右された

 

歯並びの悪さ

鼻の低さ

繋がろうとする眉

濃い体毛

 

誰かに見つけてもらいたくて

でも、誰かを救いたくて

あゆのうたが支えで「NANA」を読んでたな

 

若さは それだけでまぶしく感じる

無くした自分を重ねてみる感傷ともわかっている

 

貧困や居場所のない子たち

神を求めて 搾取されるかもしれない

パパ活やセクハラで自分を傷つける大人たちに出会っても

それでも

若い人をみて、ここまで生きてねって思う

つらくても、くるしくても 生きてねって思う

 

あたしは、自分で気が付いたよ

 

小さい顔

長い手足

スタイルの良さ

似合う服を選べる自分

 

いつの間にか大人になって 自分を愛おしく感じる

 

歳を重ねた 素敵な女性になれるから だから 信じて生きていて

ここは楽園よ

 

 

 

 

 

 

 

安楽死とか尊厳死とか の話

news.yahoo.co.jp

想像する 自分が彼女だったら、と

動けなくなることはわかっているのに、何もできない恐怖の日々

ただ、その時を待つしかないのか? 

誰かにイラついても 泣き叫びたくても 憎悪の炎を燃やしても その身体さえ動かせなくなる 

 

眠れない日々

少しづつ動かせなくなる体

仕事も失い

趣味も失い

生きがいもなくなる

身体はやせ衰え スタイルは崩れる

化粧も出来ない、服も選べなくなる

築いてきたものが失われていく日々 絶望の毎日

歩けなくなり おむつになり 誰かの手が必要になる

   

虫が顔に張り付いたり、耳元に近づいてきても払うこともできない

顔に不快なものがくっついても

脚がつっても

まぶしくても、寒くても、暑くても、何もできない

口を洗いたくても 自分が自分をくさいと感じても

部屋から見える景色も、好きな音楽を聴いて選ぶ事も出来ない

 

介護する人は手荒なケアかもしれない

食事も急かすように食べさせられ おむつ交換や衣服交換で裸のまま長時間ほったらかしにされるかもしれない

お通じが出ないと言っては浣腸をされたり

自分の唾で死にそうになったら、苦しい吸引をされるかもしれない

自分で歩んできた道を奪われ、誇りも奪われ ものとして扱われるかもしれない

抗議する言葉も失い、伝わらない思いの中で朽ち果てるのか

 

残酷な運命かもしれない、私も願うだろう、死にたい、と

安楽死させてくれ、尊厳死させてくれ、

生きている事の意味を見出せない辛さ

絶望に打ちひしがれる

 

だから、だからこそ、この記事の

 

京都地裁の川上宏裁判長は「弁護人の主張する憲法13条違反を直接的な理由根拠として本件に嘱託殺人罪を適用しないとの結論を採用することはできない」とした上で「主治医でもなくALSの専門医でもなく、SNSのやり取りがあったにすぎず、これまでの経過や現在の症状も把握せず、主治医や近親者等にも知らせることなく秘密裏に、その日初めて会ったばかりの被害者の十分な診察や意思確認ができるとは思えない」などと指摘。 そして「130万円の報酬の振り込みがあってから行動したのを考えれば、被害者のためを思って犯行に及んだものとは考え難く、利益を求めた犯行であったと言わざるを得ない。被告人の生命軽視の姿勢は顕著であり、強い非難に値する」

 

この、裁判長の言葉に深く同意する

 

この事件で安楽死とか、尊厳死とかを絡めてくるけど

絶対に違う

 

この人は殺人者でしかない

 

彼女の景色をこの医師は見てない、彼女から見える世界を想像していない

 

彼女が生きた価値を軽視した

 

彼女はALSを患った、人間であったのに 医師の都合のよい物語に書き換えられたと感じている

 

彼女に同情するのなら、責任をもって、彼女の最後を見届けて背負っていくものではないのか 

 

胃ろうから薬剤を注入し 死を見届けることはなく 立ち去る行為 

 

やり方が卑怯でしかない

 

誰を診ていたのかと疑問に思う

彼女の人生を誇りあるものとして 同情するなら勝手な正義感を押し付けて、見届ける事もせずに 命を奪うことに腹立たしさしか覚えない

 

私たち人間は 生きている意味を何度でも何度でも、生きている限り問い続けるであろう その中で少しの希望をもって絶望と揺れ動きながら なんとか生きている

 

それは、自分という存在が誰かの心の中に居たらいいな、とか

自分が何かの役に立ったらいいな

自分を愛してくれる人がいたらいいな、とか

 

彼女の人生をきちんと聴いたのか、彼女の歩んできた道を聴いたのか 

尊厳は守られたのか

本当に誇りをもって死ぬことはできたのか

 

絶望のまま独りで逝かせたんじゃ あまりにも残酷で

 

この医師の自己満足のための道具じゃないのか

そして、この医師は何様なんだろう

誰が、命の価値を決める?

 

 

 

 

 

 

男の色気を考えてみた 其の三 オダギリジョー

初めて彼を見たのは「初体験」 水野美紀が初々しくて、Do As Infinityの「陽のあたる坂道」が切なくて、ちょうど、今の時期、出てくるみんながおしゃれだった

 

その中で、飛びぬけておしゃれだったのはオダギリジョー、彼の存在感が凄すぎた

 

いや、その頃もすでに西島秀俊はかっこよかったし

岡田准一はきれいな男の子だったし

稲葉浩志は腰を振っていたよ

もちろんテレビに出る男前はたくさん、たくさん いた

 

でも、この個性は

この色の組み合わせの この形で違和感なく見せる事の出来る男って…

 

新選組斎藤一、どうするおれ?が印象的なライフカードのCM

 

トーク番組で見せる飄々とした受け返し

確固たる目標を持った男の姿勢

好きが形になる男

ドラマで見せる孤独な姿

結婚会見も好感度が上がった

 

その後、以前よりかは頻繁にはテレビを見せる事はなくなったが、

「大豆田とわ子と3人の元夫」で久々に見た時に

更に色気が増していた

 

均整の取れた体に、自分に似合う服の着こなし

とぼけた役なのに、きちんと響く言葉での演技

ちゃんと、オダギリジョーだった

 

男前が深まって

自分のしたい事が明確に分かっていて、自分の生きる道を歩く男の色気がみえる

観られる事に対して恐れない、その姿

求められるものと自分の理想とのバランス

きっと、わかっている人なんだなぁって思わせる

 

いや、私生活は知らないよ

でも、いいの

もしかして非道な人間かもしれなくて

いやいや、芸能界生きて行くにはある程度したたかにじゃないと生きていけないから

性格悪かったとしても

でも、いいの

 

 

色気があるから(ハート)

 

 

 

 

きっと、北の偉い人もオダギリジョーみたいな恰好だったら

あんなにひどい事しても「彼には彼の事情がある」的な見方になるんだろうな

暴力的な事も(決して自分には向けられない)

ダークヒーローになるんだろな

 

 

 

 

 

…可哀想に…妄想を掻き立てる顔(体型)じゃなくて… 

 

 

 

 

あっ でも、蓼食う虫も好き好きって言葉あるし

あたしに可哀想がられてもな うん

 

 

オダギリジョーの話が北の偉い人への悪口になってしまった…

これからも、均整の取れた体のラインが出るおしゃれを魅せて楽しませてね

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三寒四温 さんかんしおん

桜の季節がやってくる

その準備をしている

 

知っている 

何時の頃からか

 

生まれてきた、その日から

春が やってくるのを 私たちは 知っている

 

ぷっくりしているよ

 

愛の形にあこがれて アガペーとは

高村光太郎が愛した 智恵子を見たい

その彫刻を見たい、と思い

十和田湖に行った

 

風の強い日、自分の顔にまとわりつく髪と寒さで見た、その像は

失礼ながら 今の自分の感覚とは違うカタチだった

 

2人の乙女が手を重ねる裸体

高村光太郎という、その人が作った

それだけで、もう、十分なのだろう

 

自分が死んだら、体はモデルがあると言われても、裸体…裸体で残される

愛って…芸術って…

悲しみに暮れてこんなもの(高名な彫刻家に失礼だが)作られたくない

裸…

それも、何気にリアルな体の線がくずれた身体…

 

人間であることをやめた智恵子へ

好きな人、愛した気持ちも伝わったよ

愛の残酷さと美しさも

自分ではどうしようもできない事の無力感も

全て、全て、伝わる言葉を紡いだ詩を読んだよ

 

でも、でも、でも、リアルな感じで残されるって…

嫌、高村光太郎にとっては、高尚なアガペーだったのだろうし、愛だったのだろう

女として、もし、光太郎を好きになって愛されたら、こんな像を造られるのか…

おちおち芸術家と恋愛できんな…

さすが、智恵子…、いや、苦しかったのかな、芸術って

人はなかなか、理想どうりには生きれんな…

 

 

 

 

母は智恵子抄を大切にしていた

父が大好きな母は

享年52歳で亡くなった

最後まで、父の心配をして、父を託された

母は幸せだった 愛を信じていた

うらやましかった

 

大人になった娘は それを探していた

 

あるとき、気が付いた

愛は探して、求めるんじゃなく 育てていくのだと

弱い、から、大切に育てていくことが必要なのだと

 

何度もぶつかっては、分かり合えないことで喧嘩をし、別れては

いいところを思い出して 泣いて 後悔し 失ったものの大きさに戸惑った

 

愛してるを言えるように何度も確認して行こう

同じ道を歩もうとしてくれる人に

何度もこのままの自分でいいと、言ってくれる、その人に

 

 

好きは愛 愛は笑顔

犬が好きだ

何なら、ヤギも羊も豚もうりぼうも カピバラなんて最高だ

猫の自由さも侮れないし、オウムの動画なんて最高だ

以前鳥かごを壊されて ふぁっくゆーと叫んでいた動画に大爆笑した

 

ペンギンの帽子をかぶりアドベンチャーワールドでパンダを見た

キリンにニンジンをあげた

興奮した時間だった

 

かれ、かのじょらの生態は知らない

あの恰好と何を叫んでいるのか、何を伝えようとしているのか

意味があるのかないのか

 

うんちも臭いし そもそも お風呂にも入ってない

草ばっかりたべてるし 正面から見たら変な顔で 毛も硬い

寝る時間や生活スタイル全く知らない

人間様の都合でここに連れてこられている

そんなことは考えたら愛でれなくなるから 都合よく可愛がる

 

将来の夢は自宅に遊園地を作る事

飼育員とともに動物の世話をしていくんだ

生態知らなくても、なんとかなるでしょ

きっと、なんとかなるんだ

 

宝くじ当たったらいいな 買ってないけど

金持ちの第三婦人ぐらいになれないかな

 

見染めてもらって

日本に来た時だけ愛してあげる

でも 手は出したらだめだよ プラトニックな愛なんだから

 

隣で眠るわが子はお尻を向けてて

時折 おならをされる

 

臭くて 愛おしい

 

ずっと、一緒に居ようね

 

 

 

大都会 東京にて

吐く息が白い

家を出て20分で東京駅に着く

仕事は8時

少しだけ早めに出た時は「Daisy」で6種類から選ぶパンと

ブラックコーヒーを飲むことにしている

 

ここが首都かと思わせるほど人が少ない時がある

 

いつものように愛おしいパンと、コーヒーを選び

レジの人に馬鹿みたいに丁寧にあいさつをする 「ありがとうございます」と

 

マスクに付いたファンデーションを疎ましく思いながら口に運ぶ

この、少しの時間が贅沢で

其処を提供している 見えない働く人に感謝する

 

この時間のために 愛おしい時間

パンをほおばりながら、本日の昼食を考える

 

公園で、はし本肉店のお弁当を持って過ごすか

ロダンのカレーか

コバサイゴンのヌードルか

あたしの頭ん中は此処の食事処を制覇する事でいっぱいだ

 

人がまばらだと時間はゆっくり流れるような気がする

 

癌に冒された彼女は6歳の子の入学式までは生きれなかった

職場復帰をしたいと宣言した彼は、自宅療養中亡くなった

 

死にたいと願って、願った娘が飛び込んだ電車に乗っていたことがある

群衆で下敷きになり死んでいった事故現場に居たことがある

 

故郷は焼野原を経験し、姿を変えた

 

オウムが震災報道を全てかき消した

今はSNSが 復興の名のもとに石川は取り残されようとしている

 

悲しみにつかる事も

怒りに震える事も

感動に浸る事も

 

全て、あたしの時間じゃない時間感覚で過ぎている

 

目の前で、スマートフォン片手に笑顔の素敵な人を見た

我慢が出来なくて笑った顔が好ましかった

 

よし、今日はジェットベーカーにしよう

緑色が鮮やかで大盛りのサラダとパンと赤いトマトのパスタ 

 

席を立ち

東京駅八重洲口を出る

真っ直ぐに伸びた道路 いつまでたっても完成しない街の形

ビルの間を歩いていく

可愛いポストを横目に

 

太陽があたりを照らしだす

2月の日差しは鮮やかで

 

私は太陽に、光に向かい歩いていく

この時間に感謝しながら

ポストだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽の昇る場所へ 光の中を歩く